夜尿症
夜尿症について
夜尿症とは?
「夜尿症」と「おねしょ」を混同してお考えの方も多いと思いますが、実は区別して考えられています。ともに就寝中に無意識のうちに排尿してしまう点は同じですが、幼少期に起こるものはおねしょとみなされます。幼少期は体が未発達なため、就寝中に尿意を覚えても起きられず、そのまま排尿してしまうことがありますが、通常、年齢を重ねるとともに(一般的には5~6歳ごろ)少なくなるか、なくなります。しかし、ある程度の年齢になってもおねしょが続く場合には、夜尿症と判断され、積極的な生活指導やお薬による治療などが必要になることがあります。
滋賀県大津市の瀬田三愛小児科では、お子様の夜尿症のお悩みも承っていますので、「大きくなったのに、まだおねしょをしている」とお悩みの方は、お気軽に当院までご相談ください。
夜尿症の原因
夜尿症の原因は大きく3つ
夜尿症の原因は、大きく「多尿型」と「膀胱型」、そしてこれらが混合している「混合型」の3つがあります。
多尿型
抗利尿ホルモンの夜間分泌が不足していて、夜間の尿量が多いため起こります。抗利尿ホルモンを投与することで改善可能です。
膀胱型
夜間の膀胱容量が小さく、我慢尿量が少ないため起こります。
混合型
多尿型、膀胱型が混合して起こります。
夜尿症の治療
夜尿症の治療方法は大きく3つ
夜尿症の治療方法として、大きく「生活指導」「お薬を使った治療」「アラーム療法」の3つが挙げられます。
生活指導
就寝前のトイレ習慣を身につけさせたり、水分の摂取量や、摂取する時間を指導したりすることで、夜尿症の改善をはかります。
お薬を使った治療
夜尿症の原因に応じて、抗利尿ホルモン薬や尿失禁治療のためのお薬を処方するなどして、夜尿症の改善をはかります。
アラーム療法
パンツに水分を感知するとアラームが鳴るセンサーを取り付けて、就寝中の排尿に気づかせて、夜尿症の改善をはかる方法です。